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その子はまるで中学生のように遅なく華奢で清純な子ですした。

画像はイメージです

おれがまだ土木作業員だった頃の話だ。

いつものように道路や橋、宅地造成なんかをしていた。

女っ気のない現場には毎度毎度うんざりしていた。

そんな時、役所の監査で来たのは一人の女だった。

茶髪で色白、華奢。顔は桐○○玲に似ていた。

身長は低く、ヘルメットをかぶっている姿はさながら工場見学に来た中学生だ。

決して大人っぽくはなかった。名前はひとまず美玲さんとしておく。

彼女はこの界隈では美人で有名だった。

それもそのはず。これ系の女性にそんな美人はいなかったのだ(失礼)。

というわけで、まだまだひよっこのおれは上司に同行した。

工事の監査及び検査はシンプルなものだ。

作ったアスファルトがしっかりしているかとかその下の路盤は平らかとか諸々を見る。

要は受けた工事をしっかり終えたかの確認だ。

それは最終的に点数で評価され、後の入札へのプラスにもなる。

一年目、二年目と彼女に会ったがひよっこのおれが接することはなかった。

それはまるで対岸の火。恋心にすらなれないものだった。

そんな三年目も終わりそうな時のことだ。

監査が何日もかかって、やっと一段落した。

「ありがとうございました」

と、美玲さんは言った。笑顔はない。

上司に見送っていけと言われたおれは彼女の軽自動車まで一緒に歩いた。

そこで我慢できず、おれは口を開いた。

「美玲さんって何歳なんですか?」

ついに言ってしまった。

「ねえ、役所の人を下の名前で呼ぶなんてアリなの?」

返答は全うであり、美玲さんの声のトーンはすこぶる低い。

「言ってみたかったんで、言いました。ダメですか?」

おれが聞くと、美玲さんはこちらも見ずに答える。

「それって……監査に関係あります?」

「あ、いや……」

「二十七歳です」

「そうですか。若いですね」

「ウソ。若くないわよ」

そう言って、美玲さんは笑った。

彼女の笑顔を初めて見た時だった。

その瞬間、おれは好きになってしまった。

軽自動車を停めたプレハブ事務所の前まで来た。

おれは自販機で缶コーヒーを二つ買い、美玲さんに差し出した。

美玲さんは、ふむ、と言って頭を下げた。

「ごめんね。そういうのは受け取れないから」

役所の人だ。当然賄賂になるようなものはもらってくれない。

「あ、そうですよね。ごめんなさい」

「でも、こうしてよ」

と、美玲さんは缶コーヒーを奪った。

するといきなりそれを地面へ投げた。一気に汚れてしまう。

さらに美玲さんはそれをつかむと、近場のホースで洗った。

「これでよし」

「えっ?」

「あたしが缶コーヒー拾ったの……見たわよね?」

「あ……あはは……はいはい」

「ラッキーですね、って言ってくれる?」

「ラッキーですね」

「拾ったんですか、って言ってくれる?」

「拾ったんですか?」

ありがとう、と言いながら美玲さんはプルタブを引いた。

彼女の首筋にはいくつもの汗玉が流れていた。

早くに結婚したおれの夫婦生活は低温という言葉が似合うものだった。

そこでおれはなんとか美玲さんに接近できないかと試みた。

しかしなかなかうまくいかない。

監査もそんなにないし、彼女に会えることも、会えたとしても時間は短い。

そんな時、神様はおれにギフトをくれた。

それはある冬の駅前にある本屋でのことだ。

おれは休日で、専門書を豊富に扱う店にいた。

もちろん会社で使う本を探していた。土木系の本だ。

本棚の前にいると、ふいに肩を叩かれた。

振り返ると美玲さんが立っていた。

「やあ」

手を挙げ、軽い会釈。

美玲さんは普段着だった。

茶色のフレアスカートに青のニット。

首に黒のカーディガンをかけていた。

髪はポニーテールだ。

「こんにちは、○○くん」

「なにしてるんですか、美玲さん?」

「なにって買い出しよ」

「買い出しってここ本屋ですよ。スーパーじゃあるまいし……」

「ちょっと上司に色々頼まれちゃってね」

と、美玲さんはおれの隣に立って、ぱらぱらと本をめくり出した。

仕方なく、おれも専門書をあーでもないこーでもないと漁る。

時間はあっという間に流れた。

気付けば午後七時前だ。

お互いほしい本も見つからなく、なんとなしに二人で外へ出た。

すると美玲さんが急に立ち止まった。

「○○くん、これ」

美玲さんは手を出していた。

そこにあるのはマスクだ。

「ご飯食べようよ」

「え?」

「お腹すいてるでしょ?」

「まあ、そうですけど」

「マスクしてくれれば誰にもバレないでしょ?」

「でも、ご飯食べる時は外しますよ」

「いいから付けて。とっとと行くわよ!」

駅前には居酒屋やファミレス、喫茶店などがある。

食う物には困らない場所だ。

おれが居酒屋にしようとすると、「それならあたしについて来て。いい場所があるの」

そう言って歩き出した。

駅を離れて五分。ついたのは地方銀行裏にある七階建てビルの前だった。

「ここの地下の焼き鳥が美味いんだ。○○くんは焼き鳥好きだよね?」

「そりゃあ好きですよ」

「じゃあ、ここにしよう!」

どことなく美玲さんのテンションが上がった気がする。

彼女の歩行速度が軽やかになっていた。

ももや胸、ぼんじりなどを頼む。

美玲さんは日本酒を頼んだ。おれはあくまでジンジャーエール。

「えー、○○くん飲まないの?」

「飲むと眠くなるんですよね。だから後で飲みます」

「奥さんは飲まないの?」

「え?」

おれはその言葉で一瞬心がぐらついた。

しかし美玲さんは表情一つ変えない。

「だって指輪してるじゃん。奥さんはどうなの?」

「あ……飲まないですよ」

「そっかぁ。じゃあ、今日は良かったね!」

何が良いのか、おれと美玲さんは若干食い違っている。

おれは美玲さんと飲めてうれしいだけだ。

いや、食事だけでもうれしい。

一時間、二時間経って、美玲さんの顔は真っ赤だ。

そして聞きたくもない上司の悪口や裏話を語る。

中にはなんとも人には言えないことも多々あった。

「でさ……○○くんはどう思うの?」

「あの、美玲さん?」

「え、なに?」

「美玲さんの家ってどこですか?」

おれが言うと、美玲さんは天井を見上げた。

「ここ」

「いや、ここは焼き鳥屋さんですから」

「だから、ここなの!」

と、美玲さんはベロベロに酔っぱらいながら天井を指さした。

天井は煙や油で汚れて黄色くなっている。

「ごめんなさい。おれには意味がわかりません」

「ここの七階よ。わかった?」

「え……えぇ?」

「二次会は宅飲みだからね。逃げんなよ~」

やたら笑顔の美玲さんはまた日本酒を一気に飲んだ。

美玲さんは軽い。

軽いというのは体重のことだ。

おれは今、エレベーターを待っている。

彼女を背負ったままだけど。

六階、と彼女は言っていた。

美玲さんの柔らかな髪が首やほっぺたに触れてくる。

これは完全なる誘惑だ。おれには嫁がいるのに。

彼女のバッグから鍵を取り出して、中へ。

玄関はどこからかラベンダーの香りがした。

ワンルームの部屋は小綺麗だ。

隅にあるベッドへ美玲さんをゆっくり置く。

寝たままの彼女へ毛布をかけ、おれは風呂場から洗面器を持ってきた。

念のためだ。あとで彼女が後悔しないように。

その時、美玲さんがいきなり目を開いた。

おもわずおれはのけぞって、そのまま尻もちをついた。

「ああ、○○くん……二次会しようよぉ……」

美玲さんの甘ったるい声が弱弱しく部屋に響く。

「美玲さん、おれ帰りますよ」

「ダメだよ、約束したじゃん。二次会するって」

「別におれはOKしてないですし……」

「約束したもん!」

と、いきなり美玲さんが飛びついて来た。

その瞬間、おれは洗面器になった。

実にくさいゲロだった。あの美人から出たものとは到底思えない。

幸いにも部屋も美玲さんも汚れていなかった。

おれは逃げるように風呂場へ走った。

服を風呂場で洗っていると、ふいに肩を叩かれた。

振り返ると死ぬほど申し訳なさそうな美玲さんが立っていた。

「あの……ごめんね……あはは」

「おれは許しません。奥さんに言い訳が立たないですよ」

「うん。ごめんなさい」

平謝りの美玲さん。

おれはひたすら無言で洗い続けた。

時計はすでに午後十一時に近い。

リビングには暖房の音だけが響いている。

「○○くん、帰る?」

「一応遅くなることは伝えてあるんで。それより解決策を考えて下さいよ。裸じゃ帰れない」

ソファに二人で座っていた。

おれはタオルを三枚羽織り、下は美玲さんから借りたジャージだ。当然短い。

「そうよね……」

そう言いながら、美玲さんは風呂場へ向かった。

戻ってきた時にはパジャマを着ていた。

薄ピンクのふわふわしたものだ。

「○○くん」

「なんですか?」

「なんか飲む?」

「もう酒はこりごりです」

「あ、ひどい!」

と、美玲さんはいきなり目の前に飛び込んできた。

おれの膝に手を置いて、上目でこちらを見てくる。

正直、クソみたいにかわいいと思った。

「お茶でいい?」

「いいです。だから解決策を……」

「○○くん」

「はい?」

「勃ってるよ」

「えっ!」

おれは視線を下げた。

ぱつんぱつんのジャージだったせいか露骨に膨らみが強調されている。

完全なる勃起。完全なるジャージテントだ。

おれはすぐに背を向けた。

「○○くんって、変態?」

美玲さんのニヤついた声が背中にぐさぐさと刺さる。

「変態じゃないですって。普通です」

「でも、勃ってるよ?」

「そういうのは変態って言わないんですよ!」

「じゃあ、なんて言うの?」

「あー……興奮した、って言うんです。もうそれはいいです!」

「あたしに興奮したの?」

美玲さんはそう言いながら、笑顔で立ち上がった。

おれはアルマジロのごとく丸まった。

「あたしはそんなに軽くないよ」

「……別に知ってます」

「だってあたしは男と飲んでもその場でぐーすか寝ないし、男も勝手に家へ上げないもん!」

「いや、おれがそれを全部やりましたから!」

「あれ?」

美玲さんはそう言いながら、いきなり飛び込んできた。

背中に伝わるのは温かい身体。おっぱいも当たる。そして顔も。

「ちょ……ちょっと……美玲さん!」

「奥さんはセックス上手?」

「はあ?」

「あたしより上手?」

「そんなの知らないですよ!」

じゃあ、と美玲さんは強く抱きしめてきた。

「二時間後に同じ質問するから……いい?」

そうして、美玲さんはおれをベッドへ誘った。

電気は点けたままだ。

二人とも毛布も被らずに裸になった。

美玲さんの身体は驚くほど華奢だった。

しかしおっぱいは大きい。ブラにはFと書いてある。

淡いピンクの乳首はこの明るい部屋でひときわ目立っている。

おれは懸命にそいつをしゃぶった。

やわらかく、彼女の身体の匂いもあって甘く感じた。

「○○くんって、フェラ好き?」

「……う……うん」

「あたし、結構褒められるよ」

と、美玲さんはおれを押し倒した。

ちょっとだけアヒルっぽいその口がおれのイチモツを覆う。

彼女の口は温かく、なによりやさしい。

奥さんとは比べ物にならない気持ちよさだ。

それはセックスのそれに近かった。

「あ」

ふとおれはあることに気付いた。

「ゴム……ないや」

「いいよ」

美玲さんは即答した。

「いや、ダメでしょ。デキたらまずいもん」

「デキないよ。大丈夫」

「本当に?」

「うん。中に出さなければいいよ、きっと」

その時点で、おれは正常な判断ができない状態だった。

目の前には貪りつきたいほどの肉体がある。

理性などすでに捨てた。あるのは性欲だけだった。

クンニをし、美玲さんのアソコを温めた。

おれはイチモツをつかむと、彼女のアソコに当てた。

「ん……ぅ……」

美玲さんのいつもは聞けないとろけるような声が部屋に響く。

おれはじらすようにクリへイチモツを当てる。

「んあ…………ああ……っ!」

よがる美玲さんは現存するどんな生き物よりも美しいものに見えた。

おれは「……はぁ……あぁっ……!」

絶叫に似た美玲さんの声が響いた。

おれは夢中になって腰を動かす。

イキそうになる度に体位を変え、また動かす。

バックにすると、彼女の肛門が見えた。

毛一つない美しいピンクの肛門だ。

おれはそこをいじりながら、さらに腰を動かす。

「ん……あぁ……ぁぁ…………ぁっ!」

美玲さんはダメと言いながら求める。

最早彼女のは性の獣だった。イチモツしか求めていない美しく汚れた存在だ。

正常位に戻し、さらに腰を動かす。

「そろそろイっていい?」

おれが言うと、美玲さんはいきなり足でおれの腰を羽交い絞めにした。

「やっぱり中に出して!」

「いや、でも……」

おれの動きは止まらない。性欲は高まるばかりだ。

「出して!」

「……うん!」

パンパンと醜い音を立てて、ついにおれは射精した。

ドロドロしたものが彼女の膣に注がれていくのがわかる。

美玲さんは息荒くキスをせがんできた。

何度も何度もおれはキスをする。

その間、彼女はおれを羽交い絞めにして離さない。

それからおれたちは三回戦までヤリ続けた。

愛欲に溺れたおれたちはただの動物にまで堕ちていた。

そうしておれたちはセフレになる……はずだった。

しかし、美玲さんの妊娠が発覚し、結局おれは離婚。

今おれは美玲さんと結婚し、さらに別な女とセックスに興じている。

おれはただの獣かもしれない。


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