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彼氏のジェンダー観

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彼:女の方が寿命が長いのは、女の方が根本的に生きやすいからだと思う。

私:というと。

彼:女同士は、愚痴や甘えを言い合って、お互いに慰めあう文化がある。

 ヤマやオチのない話でも、喋る機会をお互いに与え合う。

私:男には無い?彼:男には、敗北した人間を自業自得と捉え、批判する傾向がある。

 失敗から何かを学んで前向きな考えに至った人間の話は聞こうとするが、 ただの愚痴や甘えは、無益であると切り捨てる。

私:私があなたに悩みを打ち明けたときは、そんな態度じゃなかった。

彼:言い方は悪いが、ある意味での男尊女卑があるのだと思う。女にとってメリットのある男尊女卑。

 女なら仕方が無い、甘えもあるだろう、という見くびりがあるから寛容になれる。

私:男が相手だと寛容になれないと。

彼:男は男に厳しい。特に子供でも老人でもない男に対しては高い期待をする。

私:自分が男であることにプライドを持っているから? そのせいで「出来ない男」「負けた男」という存在に厳しくなってしまう?彼:そういう面もあるかもしれない。

私:「出来ない男」「負けた男」に対して厳しい意見を持つことが、 自分自身を苦しめているような気がする。

 他人に厳しくすると、自分にも厳しくならざるを得ない。

彼:しかし、自分に厳しい人間が居ないと社会は回らない。

私:社会を回すために、男が犠牲になっていると。

 「この世は男性差別的だ」という考え方を少し理解できた気がする。

 すると、あなたは女にも男のように自己犠牲的に社会を回して欲しいと思う?彼:思わない。自己犠牲的になると他人に厳しくなる。

 男は男に厳しいので、男は女にしか弱音を吐けない。

 子供の頃は母親が、大人になってからは彼女や妻がその役割を果たす。

私:なるほど。男は男同士厳しい目で評価し合い、社会を回す。

 女は男の苦しみを理解し慰め、女の不満は女同士語り合うことで消化すると。

 では、母親も彼女も妻も居ない人はどうする?彼:男同士は、彼女に振られたり離婚した男は例外的に慰める。

私:失ったのではなく、そもそも居ない人は?彼:女が男の話を聞く店がある。

その後、「女に愚痴を聞いてもらえなくても一人で元気に生きている男も存在する。

女は男の人生に必要不可欠なわけではない。

女を伴わない男の人生は必ずしも負け組というわけではない」

という主張を私がして、口喧嘩になりました。


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