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夜明け前の甘い罠

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俺、森田健一、32歳。地元の出版社で編集者として働く、ごく普通の男だ。恋愛経験も少なく、女性との接し方にはいつも緊張してしまうタイプだった。

文化サークル「緑陰会」に入ってからもう3年目。俳句と写真を趣味にする地味な集まりだけど、仲間たちと過ごす時間は何よりの楽しみだった。特に最近入ってきた西村莉子ちゃんには、つい目が行ってしまう。18歳の大学生で、いつも明るくて、みんなから可愛がられている。

合宿二日目の夜、みんなで酒を飲んで騒いだ後、他のメンバーは近くの温泉に行くことになった。俺は少し酔いが回ってきたので、部屋で休むことにした。

「森田さん、お疲れ様です」

ふと振り返ると、莉子ちゃんが立っていた。浴衣の襟元が少し乱れ、鎖骨が覗いている。普段は気にしないのに、なぜか今日は目が離せない。

「あ、莉子ちゃんは温泉に行かないの?」

「実は...私、森田さんとお話ししたくて」

彼女はにっこり笑って、俺の隣に座った。甘い香りが漂ってくる。若い女の子の匂いだ。胸が高鳴る。

「森田さんって、真面目でいい人ですよね。私、そういうの好きかも」

「え?いや、そんな...」

顔が熱くなるのを感じた。突然の告白めいた言葉に、頭が真っ白になった。

「あれ?これ、森田さんの?」

彼女が床から何かを拾い上げた。見ると...それは俺が密かに持っていたバイブレーターのリモコンだった。

「そ、それは...!」

冷や汗が背中を伝う。どうしてこんなところに?鞄の中にしまったはずなのに...

「ふふっ、森田さん、意外な趣味ですね」

莉子ちゃんは悪戯っぽく笑いながら、リモコンのスイッチを入れた。

ビィーーン!

ズボンのポケットから振動音が響く。しまった、本体を入れていたんだ!

「や、やめてくれ...」

「大丈夫ですよ。みんなが帰ってくるまで、まだ30分はありますから」

彼女はますます楽しそうに、リモコンの強さを調節する。振動が強くなり、俺は思わず膝をついてしまった。

「あら、我慢できないんですか?」

莉子ちゃんが近づいてきて、耳元で囁く。

「森田さん、こんな顔初めて見ました...可愛い」

彼女の指が俺の頬を撫でる。その手が徐々に下がっていき、首筋、そして胸へ...

「んっ...」

思わず声が漏れる。リモコンの振動に加えて、彼女の手の感触がたまらない。

「もっと...感じたいですか?」

彼女は俺のズボンのチャックをゆっくり下ろした。中から振動するバイブレーターを取り出すと、代わりに自分の手を差し入れてきた。

「ひゃっ!?」

「あら、こんなに硬くなって...私のこと、考えてたんですか?」

「そ、そんな...莉子ちゃん、やめて...」

「嘘つき。だって、こんなに熱くなってる」

彼女の手が俺のペニスを包み、優しくしごき始める。リモコンの振動と相まって、堪らなく気持ちいい。

「森田さん、私に従うのが好きなんですね」

「いや...そんな...あっ!」

彼女が突然、ペニスの先端を舌でなめた。その感触に腰が浮き上がる。

「美味しい...森田さんの味」

莉子ちゃんはそう言うと、今度は全てを口に含んだ。熱く湿った口の中が、俺の分身を包み込む。

「あ、ああ...莉子ちゃん...」

彼女の舌が巧みに動き、先端から滲み出る液体を舐め取る。その度に、俺は激しい快感に襲われる。

「もっと気持ちよくしてあげるね」

そう言って、彼女はリモコンのボタンを最大にした。同時に、口の動きも激しくなる。

「だめ...もう...イク...!」

「いいですよ、出して...私の中に...」

その言葉で、俺は我慢の限界を超えた。熱いものが噴き出し、彼女の口の中に放出される。

「ごくごく...ふう、全部飲みましたよ」

彼女は満足そうに唇を拭う。そして、俺の耳元で囁いた。

「これからは、私の言うことを聞く良い子でいましょうね?さもないと...みんなに秘密をバラしちゃいますから」

その瞬間、俺は彼女の罠にはまったことに気づいた。でも、なぜかそのことが...興奮をさらに掻き立てるのだった。

「...はい、莉子ちゃん」

俺はそう答えると、彼女の唇に吸い寄せられるようにキスをした。甘く、そして危険な香りがした。

この関係は、もう後戻りできない。でも、そのことがなぜか...たまらなく嬉しかった。


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