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甘い罞に堕ちた休日の午後

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あの日、私はただスケッチブックを抱えて海辺の喫茶店に行っただけだった。25歳のフリーランスイラストレーター、小野寺ひかり。いつも通りコーヒーを飲みながら、こっそり描いていたのは年配男性に飼われる少女の絵。SNSで見たあの漫画が頭から離れなくて...。

「素敵な画風ですね」

銀縁眼鏡の男性が隣に立っていた。佐伯さん、62歳。元教師だというその人は、私の絵をじっと見つめていた。

「あ、ありがとうございます...」

顔が熱くなる。こんな絵を見られてしまったなんて。でもなぜか、彼の視線が妙に心地よくて、スケッチブックを閉じられなかった。

「ひかりちゃん、また来てたのか」

低い声が背後から聞こえた。黒田さん、65歳。無愛想だけど、私が笑うとすぐに目を逸らすのが可愛い人。

そうして始まった三人の会話は、いつの間にか海岸の散歩に変わっていた。潮風に吹かれながら、二人の男性に挟まれて歩く。なんだかドキドキする...。

「君のような子が、私たちのような男を描く理由が知りたいな」

佐伯さんが突然、私の手首を掴んだ。その瞬間、背筋に電気が走った。ああ、これが...漫画で読んだあの感覚...?

次の週末、二人からメールが来た。

『モデルになってくれないか?』

古民家風の別荘に招かれた私は、なぜか目隠しをされていた。

「絵のモデルなら...普通に描いてもらえば...」

「ふふ、これもモデルの一環だよ」

佐伯さんの優しい声。その横で、黒田さんが私の手首に何かを巻きつけている。ひやりとした感触...絹の紐?

「逃げたら終わりだ」

その言葉で、私の体は熱くなった。ああ、だめ...こんなの...でも、なぜか動けない。

「ひかりちゃん、息が荒いよ」

黒田さんの手が首筋に触れた途端、思わず声が漏れる。

「あっ...!」

「嘘つき。瞳孔が開いてる」

佐伯さんの指が瞼に触れる。そう、私は...こんなのが...欲しかったんだ。

服の上から乳房を揉まれる。黒田さんの大きな手。力強いけど、なぜか優しい。

「や...やめて...」

「また嘘を」

佐伯さんが耳元で囁く。熱い吐息が耳に入り込んでくる。

「君の頬は熟れすぎた桃のようだ。食べてしまいたい」

言葉の暴力。でもなぜか、もっと...もっと欲しくなる。

気がつくと、私は佐伯さんの膝の上に横たえられていた。目隠しは取られたけど、手はまだ縛られたまま。

「じっと見てなさい」

黒田さんがハサミを取り出した。チクチク...と服が切られていく音。

「あ...だめ...」

「ほら、また嘘をつく」

佐伯さんの指が唇に触れる。抵抗するふりをしながら、私は黒田さんの手元から目が離せなかった。

肌が露出するたびに、体の奥が熱くなる。こんな年寄り二人に...ああ、でも...。

「可愛いな」

黒田さんが初めて笑った。その笑顔を見た瞬間、私は崩れ落ちそうになった。

「もっと...年寄りって呼んで...」

本音が零れた。二人の男性が同時に息を呑むのを感じた。

「いい子だ」

佐伯さんが頭を撫でる。その優しさに、私は涙が出そうになった。

黒田さんの手が腿の内側に。がさつな指先が、若い肌を這う。

「あ...んっ...」

「ほら、濡れてるじゃないか」

佐伯さんの指が秘部に触れた。恥ずかしさで体が震える。

「孫ほどの年の差なのに...」

その言葉で、私は爆発しそうになった。そう...それ...まさに私が求めていた...

二人の手が交互に私を責める。知性と野性。まったく違うアプローチが、私を狂わせていく。

「ひかり...」

初めて名前を呼んでくれた黒田さん。その声に、私はもう限界だった。

「イッ...て...!」

縛られたまま、激しく痙攣する体。二人の腕に抱き上げられながら、私は初めて本当の自分に出会った気がした。

後で気づいた。書斎の壁に、私のSNSに上げた妄想漫画とそっくりなメモが貼られていたことを。あの出会いは...偶然じゃなかったんだ。

「また来いよ」

帰り際、黒田さんがそっと耳打ちした。佐伯さんはにっこり笑って、私の頭を撫でた。

海辺の道を歩きながら、私は次の週末を待ち遠しく思った。あの甘い罠に、もう一度堕ちるために...。


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