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「初めての夜に溺れた、優奈20歳の疼き」

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その日は雨だった。大学のサークル合宿最終日、私は同じゼミの陽向と二人きりでホテルに残っていた。窓の外で降りしきる雨音が、なぜか妙に官能的に聞こえた。エレベーターの中で彼の腕が偶然触れた時、私は自分でも驚くほど鼓動が早くなっているのに気付いた。

「ちょっと...汗かいちゃったから、シャワー浴びるね」

そう言いながらバスルームに閉じこもると、鏡に映った自分の頬が明らかに赤くなっている。シャワーのお湯が肌を伝うたびに、陽向が今この扉の向こうで何をしているのか想像してしまい、腿の内側がじんわり熱くなるのを感じた。




タオル一枚で出てきた私に、ベッドに座っていた陽向の目が一瞬泳いだ。彼もまた腰にタオルを巻いているだけだった。その緊張した空気を破ったのは彼の方からだった。

「...綺麗だ」

ぎこちなく抱き寄せられ、唇が重なる。タオルはすぐに床に落ち、初めて晒し合う裸体に私は震えが止まらなかった。陽向の手が私の背中を撫で下ろす感触が、全身に電流を走らせるようだった。

「優奈...大丈夫?」

彼の囁きが耳元で溶ける。うなずくのもままならないまま、ベッドに押し倒されると今度は貪るようなキスが襲ってきた。舌が絡み合う度に下腹部が疼き、私は自分の濡れ方がタオルに滲むほどだと気付いて恥ずかしくなった。

陽向の唇が鎖骨を舐め下り、左胸の先端を咥え込んだ瞬間、私は思わず背中を反らせた。

「あん...!そこ、敏感...」

「優奈の声、可愛いよ」

耳元で笑われ、ますます恥ずかしさが募る。彼の右手がゆっくりと腿の内側を這い上がり、ついに秘部に触れた時、私はびくんと跳ねるように震えた。

「わ...すごく濡れてる」

「言わないで...!」

顔を覆う手を優しく引き剥がし、陽向は再びキスをしてきた。その間も彼の指先は小刻みに動き、クリトリスを刺激し続ける。指一本の動きで腰が浮き上がるのをどうすることもできなかった。

「ん...っ!だめ、もう...変な声出ちゃう...」

「出していいんだよ。優奈の全部が欲しい」

そう言われた途端、彼の頭が私の股間に向かう。広げられた腿の間から見える陽向の真剣な表情に、抵抗する気力さえ消えていた。

「ひゃあっ!?」

突然の舌の感触に飛び上がりそうになった。陽向の舌先がシワの一つ一つを舐め上げるように動き、ときどきクリトリスを強く吸い上げる。その度に視界が白く染まり、ベッドシーツを握り締める手に力が入った。

「あ、あそこ...だめ...気持ち良すぎて...んあっ!」

腰が勝手に動き、彼の顔に押し付けてしまう。羞恥心よりも快感が勝り、私はだらしなく喘ぎ続けていた。突然、陽向が顔を上げ、ニヤリと笑った。

「優奈、イきそう?」

「...ばか」

頬を膨らませると、彼はサックから硬くなったペニスを取り出した。初めて間近で見る男性器に目が釘付けになる。

「入れても...いい?」

こくりとうなずくのが精一杯だった。彼は避妊具を装着すると、ゆっくりと私の上に覆い被さってきた。

「痛かったらすぐ言って」

再び深いキスを交わしながら、彼の腰がゆっくりと前進する。入り口で少し躊躇い、それからじわりと貫かれていく。鋭い痛みが走り、思わず爪を立ててしまった。

「っ...痛い...ちょっと待って...」

「大丈夫...?」

額に浮かんだ汗を拭いながら、陽向は動きを止めてくれた。膣内に埋まった異物感に慣れるまで、私たちはただ深く抱き合っていた。やがて痛みが引いてきたのを感じ、私はそっと腰を動かしてみた。

「...動いても、いいよ」

彼の動きは最初はゆっくりだった。しかし次第にリズムが速くなり、ベッドがきしむ音と私たちの喘ぎ声が部屋に響いた。痛みはまだ残っていたが、その中にも確かな快感が混ざり始めていた。

「優奈...締まりがすごい...」

「んっ...陽向の...熱い...」

結合部から漏れるぐちゃぐちゃとした音が、ますます興奮を掻き立てる。彼の手が私の腰を掴み、激しいピストンが始まった時、私は初めて性的快感の奔流に飲まれそうになった。

「あ、ああっ!いや...そこ...もっと...!」

「優奈...もう限界だ...」

「私も...一緒に...!」

陽向が深く突き刺さり、熱いものが避妊具の中に放出されるのを感じた。同時に私も小さな絶頂に達し、彼の背中に爪痕を残してしまった。

しばらく抱き合った後、陽向がそっと抜き去ると、腿の内側に血が滲んでいるのに気付いた。

「あ...」

「大丈夫。綺麗にしてあげる」

彼がタオルで優しく拭ってくれるのを、私はただじっと見つめていた。初めての性交の後、なぜか涙が溢れてきた。

「どうしたの?」

「...嬉しくて」

再び抱きしめられ、長いキスを交わす。すると、まだ萎えきっていない陽向のペニスが太ももに触れた。

「...また、したい」

「えっ...まだ痛いかも...」

「口で...いいよ」

自分からそんなことを言うなんて信じられなかった。でも、彼にクンニリングスでイカせてもらったことで、どこか解放された気分になっていた。

しゃがみこんで彼のペニスに唇を寄せると、塩っぽい匂いが鼻腔を満たした。最初は舌先で軽く舐めるだけだったが、次第に口全体で包み込むようになった。

「優奈...すごい...」

耳元で聞こえる喘ぎ声に調子づき、私は精一杯深くまで含みこもうとした。むせそうになりながらも、彼の手が私の頭を優しく導いてくれる。

「出る...!」

警告もなく溢れ出る白濁液。私は必死に飲み込んだが、いくらかは口元から零れてしまった。

「ごめん...初めてなのに」

「...私も楽しかったから」

朝、目が覚めると陽向が私を見つめていた。何も言わずにキスを求めると、彼はすぐに反応してくれた。まだ痛みは残っていたが、今度は私から腰を動かした。

「んっ...優奈...」

「中で...感じたい」

避妊具を外しての行為は、昨夜とは違う熱さがあった。陽向の射精を膣内で感じた時、私はどこか満足感に包まれていた。

...それから三ヶ月後、陽向は留学のために日本を離れた。最後の夜もあのホテルで過ごしたのに、彼は私に別れを告げることもなかった。SNSの更新がぱったり止まり、友人からは向こうで新しい恋人ができたと聞いた。

今でも雨の日には、あの夜の体温を思い出す。初めての男に捨てられたのに、なぜか恨めしく思えない。ただ、あの激しさをもう一度味わいたいと、腿を擦りながら窓の雨粒を数える夜がある。


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