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雨上がりの九州ツーリング、バスタオル越しの熱が私を狂わせた。

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その日は朝から雨が降り続いていた。バイクのウィンドシールドを伝う水滴が視界をゆがめ、スピードを落として次のサービスエリアを目指す。スマホのナビが示す到着時間はあと十分。胸の高鳴りを抑えるように、ハンドルを握る手に力を込めた。

相手は莉央。大学四年生で、バイクと温泉を愛する二十二歳の女の子だ。出会いはとあるSNSの趣味特化型マッチングアプリ。仕事に追われる私の唯一の息抜きだった。二十八歳のサラリーマンである私にとって、彼女の屈託のないメッセージはどれだけ癒やしになったことか。同じバイクに乗り、同じ温泉旅を夢見る者同士、あっという間に距離は縮まった。




待ち合わせのサービスエリアに着くと、彼女はすでに到着していた。レイングッズに身を包んだ小柄な姿は、メッセージの印象そのままのボーイッシュな可愛らしさだ。ショートヘアが雨粒でキラキラと光っている。

「ごめん、待った?」
「いえ、私も今着いたところです」

声は少し緊張を含んでいた。初めての長距離ツーリング。しかも相手はほとんど知らない男だ。不安になっても当然だろう。フェリーに乗り込むまで、二人の会話は少しぎこちなかった。

船内のラウンジでコーヒーを飲みながら、私は冗談半分に提案した。
「この雨、俺の念力で止めてみせるよ。九州に着く頃に雨が止んでたら、最初の温泉はバスタオル一枚で入ってくれないか?」

莉央はきょとんとした顔をした後、くすりと笑った。
「面白いですね。それじゃ、賭けましょうか。もし雨が止んでいたら…お言葉に甘えますよ」

その笑顔に、私はどきりとした。冗談のつもりが、妙に現実味を帯びてきたのだ。翌朝、フェリーが別府港に近づくにつれ、窓の外の雨は小降りになり、やがてぴたりと止んだ。薄日が雲間から差し込む。莉央は驚いたように窓の外を見つめ、そして照れくさそうにうつむいた。

「念力、本物だったんですね」
「約束は守ってもらうよ」

湯布院の街を抜け、山道を駆け上がる。雨上がりの路面は輝き、緑の匂いが濃厚に立ち込める。莉央の乗るバイクがカーブを軽快に曲がっていく。その姿は、まるで風景の一部のように美しかった。

目的地の温泉は山あいのひっそりとした宿。貸切風呂の順番待ちをしている間、莉央はそわそわと落ち着かない様子だ。
「あの…やっぱりバスタオルはきついかな…? 水着でもいいですか?」
「ダメだよ。約束だろ」

そう言いながらも、内心ではひやひやしていた。もし本当に嫌がられたらどうしようかと。しかし順番が回ってきて、風呂場の扉が開いた時、彼女は言われた通り、バスタオル一枚を体に巻いただけの姿で現れた。

湯気が立ち込める露天風呂。彼女の肌は熱めのお湯で淡く紅潮している。バスタオルが水を吸い、身体のラインがくっきりと浮かび上がる。細くしなやかな脚、かすかに膨らむ胸の形。私は思わず息を飲んだ。湯船に浸かる彼女の横に座ると、肩が触れそうな距離になる。

「見ないでくださいよ…」
「約束だからな。でも…すごく綺麗だ」

彼女は俯いたまま、小さく笑った。その瞬間、彼女の膝がわずかに震えているのに気づいた。緊張しているのだ。私は意識的に視線を外し、遠くの山並みを見るふりをした。しかし、視界の隅にはどうしても彼女の白い肩や、湯に濡れて黒く光る髪が入ってくる。

風呂から上がり、着替えようとした時だ。壁に小さな穴が空いているのを見つけた。覗くのは卑怯だとは思った。でも、理性はもう崩れかけていた。ちらりと覗いた向こう側では、彼女がバスタオルで身体を拭いていた。うっすらと見える肋骨の線、窪んだお腹、そしてその下の…。私は我慢できず、ズボンの上から自分を握りしめた。

その夜、宮崎市内のビジネスホテルに泊まった。ツインルームを予約した時、彼女は何も言わなかった。期待と不安が入り混じる。コンビニで買った缶チューハイを飲みながら、今日の写真を見せる。すると、彼女はだんだんと眠そうな目をしていく。

「疲れちゃった?」
「少し…。今日は楽しかったです。ありがとうございます」

彼女がうつらうつらし始めたので、私はベッドまで運ぶことにした。軽い身体だ。ベッドに下ろそうとした瞬間、彼女が私の首に腕を回してきた。
「蒼さん…」
「ん?」

そのまま引き寄せられるように、彼女の唇が迫ってくる。柔らかく、少し冷たい感触。チューハイの甘い香りがした。私はもう我慢できない。彼女の唇を貪るように奪い、舌を差し入れる。彼女は少し驚いたように息を漏らしたが、すぐに応えるように舌を絡めてきた。

「ん…ちゅ…」
「莉央…ずっと…ずっと我慢してたんだ」

キスをしながら、彼女のTシャツの裾に手を潜り込ませる。ぺたんとしたお腹、そして少しずつ盛り上がる胸へ。彼女の息遣いが荒くなる。
「だめ…そんな…」
「いや、俺はもう止められない」

Tシャツをまくり上げ、その小さな胸を露にする。乳首はすでに硬く尖っている。私はそれを咥え、舌で弄ぶ。彼女は「あっ…くう…」と甘い声を上げ、背中を反らせる。
「気持ちいい…?」
「…ばか…聞こえちゃうよ…」

彼女の脚の間に手を滑り込ませる。ショーツの上からでも、熱と湿気を感じる。私はその布をずらし、直接肌に触れた。もじゃもじゃとした毛、そしてその奥のしっとりと濡れた割れ目。彼女はびくっと震えた。
「やだ…今日はだめなの…」
「え…?」

生理中だという。しかし、私はもう引き返せない。代わりにと言うように、彼女の太ももを擦りながら腰を動かし始めた。彼女の腿の間に自分のを挟み、熱い摩擦を楽しむ。
「莉央の腿、気持ちいいよ…」
「やばい…そんなの…んっ!」

彼女はますます濡らし、腿の感触はよりいっそう滑らかになっていく。私は彼女の耳元で囁く。
「舐めさせてくれ。お前の全部舐めたい」
「だめ…生理だから不潔で…」
「構わない。莉央のものなら何でも綺麗だ」

無理やりにでも、と言うように彼女の股間へ顔を埋める。独特の鉄の香りがした。ナプキンをよけ、直接その皺に舌を這わせる。彼女は「ああっ!」と声を押し殺し、腰をくねらせる。
「やめて…気持ち良すぎる…」
「俺はもっと莉央の味が知りたいんだ」

彼女の感度は良く、すぐにイキそうになると泣き声を上げ始めた。私は彼女を我慢させながら、自分の欲望を満たす。ようやく我慢の限界が来た時、彼女の腿の間に一気に腰を押し出した。熱い液体が彼女の腿と下腹部を汚す。
「あっ…出た…」
「莉央の中に出したかったよ…」

彼女は呆然とそれを見つめ、そして突然泣き出した。
「私…やばいよ…蒼さんと会うなんて…」
「どうしたんだよ?急に」

彼女は嗚咽を漏らしながら、ぽつりと言った。
「私…実は結婚してるの…」

その言葉に、私は凍りついた。すべてが虚しく感じられた。しかし、体はまだ熱を帯びている。むしろ、背徳感がさらに興奮を掻き立てた。
「それでも…俺はお前が欲しい」

そう言って、再び彼女に覆い被さった。彼女は抵抗するそぶりも見せず、むしろ積極的に脚を開いた。その夜、私たちは何度も結ばれた。生理中の彼女の体を、私は汚れることなど厭わず愛し続けた。

翌朝、目が覚めると、彼女の姿はなかった。スマホには一通のメッセージが残されているだけだった。
『楽しかったです。でも、これが最後です。お幸せに。』

その後、彼女のアカウントは削除され、一切の連絡手段は絶たれた。私は日常に戻り、平凡な日々を送っている。時折、雨の匂いを嗅ぐと、あの九州の旅を思い出す。彼女の肌の感触、甘い吐息、そして最後の嗚咽を。

今では彼女のことが、ただの罪悪感の塊に思える。あの熱い夜は、単なる間違いだったのだ。たとえまた会えたとしても、同じことの繰り返しに違いない。私は彼女の人生を、そして自分の人生を、少し汚してしまったような気がしてならない。


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