2025年10月15日
禁断の果実は、甘くて苦い〜兄を誘惑した妹の脚〜
東京の夜景が窓の外に広がる、高層マンションの一室。23歳の美涼は、グラスを傾けながらスマホの画面を睨んでいた。画面には、兄・光からのメッセージが表示されている。「明日、久しぶりに会おうよ。場所はいつものカフェで」。光は30歳。堅実なサラリーマンで、美涼とは年の差が7歳ある。幼い頃はよく遊んでくれた優しい兄だったが、美涼が大人になるにつれ、その関係は微妙に変化していた。
美涼は脚を組み替え、黒いシルクのストッキングがきしむ音を立てた。彼女は自分の脚に自信があった。モデル並みの長さと形の良さは、多くの男たちを悩殺してきた。しかし、一番反応を見たかったのは、他でもない兄の光だった。高校生の頃、光がこっそりと自分の脚を眺めているのに気づいて以来、美涼はその視線をくすぐられるように感じ、ときには意図的にミニスカートを穿いて彼の反応を楽しんでいた。
「お兄ちゃん、私の脚、きれいでしょ?」
かつてそう言ってからかったとき、光が慌てて視線を逸らした様子が、今でも脳裏に焼き付いている。あの日から、美涼の中に芽生えた歪んだ感情は、年月とともに肥大化していった。それは単なる兄妹の甘えではなく、もっと危険で熱いものだった。
翌日、カフェで光と向かい合う美涼は、わざとらしく脚を組み直し、ヒールの先を軽く揺らした。光の視線が一瞬、彼女の太ももへと滑るのを感じて、口元がほころぶ。
「久しぶりだね、お兄ちゃん。元気そうで何よりだよ」
「ああ、美涼も相変わらずだな。でも、そんな格好、寒くないのか?」
光の声には、わずかに混じった緊張が聞き取れた。美涼は内心で笑った。そう、この反応がたまらないのだ。
「平気よ。それより、お兄ちゃん、彼女はまだできないの?もったいないよ、いい男なのに」
「……そういう話題はやめようよ」
会話は表面的なものだったが、その裏には滾るような緊張感が流れていた。美涼はタイミングを見計らい、用事があるふりをして早めに席を立った。が、立ち上がる際、わざとナプキンを落とし、深く腰を折って拾う素振りを見せた。そのとき、ミニスカートから覗く太ももと、ヒールの細いストラップが絡まった足首を、光が必死に見ないようにしているのを感じ取った。
「あら、お兄ちゃん、私の脚、そんなに気になる?」
「バカなこと言うな!」
光の耳が赤らんでいる。美涼は満足げに微笑み、カフェを後にする。しかし、彼女の胸の中にはもっと強い衝動が渦巻いていた。もう我慢できない。今日こそ、あの線を越えてやる――。
その夜、美涼は光のアパートを訪ねた。仕事で疲れているだろう兄を心配して、と嘘の理由をつけて。ドアを開けた光は、部屋着のまま、やや呆けた顔で彼女を見つめる。
「美涼?どうしたんだ、こんな遅くに」
「心配になっちゃって。お腹空いてるでしょ?何か作ってあげる」
そう言いながら、美涼は勝手にキッチンへ入り、エプロンをかける。その際、わざと短いパンツの裾を捲り上げ、白く滑らかな太ももを露わにした。光はソファに座り、テレビを見るふりをしているが、その視線は明らかに美涼の動きを追っている。
料理が終わり、二人で食卓を囲む。ワインを酌み交わすうち、場の空気は次第に靡いていく。美涼はほろ酔い気分を装い、光の肩にもたれかかる。
「お兄ちゃん、昔のこと覚えてる?私の脚、ずっと見てたでしょ」
「……何を言い出すんだよ、美涼」
「嘘つかないで。あの頃から、お兄ちゃんは私のことが好きだったんだよ。違う?」
光は黙り込む。その沈黙が、美涼にとっては肯定の証だった。彼女はゆっくりと光の膝の上に座り、両手で彼の頬を包む。
「私もずっと……お兄ちゃんのことが好きだったの」
そして、彼の唇を奪った。最初は抵抗した光も、美涼の熱烈なキスに理性が溶解していく。彼女の舌が歯の隙間を舐め、上顎を刺激する。甘いワインの香りと、妹の禁断の香りが光の鼻腔を満たす。
「ダメだ……美涼、俺たちは兄妹だ」
「そんなの、関係ないよ。お兄ちゃん、私を抱いて」
美涼は光の手を取って、自分の胸へと導く。薄いブラウスの下で、膨らんだ乳房が熱を帯びている。光の指が無意識に揉み始め、美涼は嬌声を漏らす。
「んっ……お兄ちゃん、もっと強く……」
彼女は光の耳元で囁くように言いながら、自分のスカートをずり下げる。下着はつけておらず、むき出りの性器が光の眼前に現れた。
「見て……お兄ちゃんのために、濡れてるの」
光の息遣いが荒くなる。彼はもう抗うことを諦め、美涼の体を貪り始めた。ベッドへと移動し、衣服を脱ぎ捨てる。美涼の体は、幼い頃の面影を残しつつ、女として完璧に成熟していた。肌は陶磁器のように白く、腰のくびれがくっきりとしている。
「お兄ちゃん、私の全部……味わって」
美涼は仰向けに寝転がり、脚を大きく広げた。恥毛はきれいに整えられ、ピンク色の裂け目が蜜のように光っている。光はその神秘的な場所に顔をうずめ、舌を這わせた。
「あっ!んん……お兄ちゃん、そこ、気持ちいい……」
美涼の喘ぎ声が部屋に響く。光は初めての経験に戸惑いながらも、妹の快楽を優先し、陰核を舐め、唇を咥え、できる限りの刺激を与えた。美涼の体は激しく震え、愛液がシーツを染めていく。
「イク……イっちゃう!お兄ちゃん!」
美涼は絶頂の叫びを上げ、脚を光の頭に絡みつかせた。そのまま何度も痙攣のように波打ち、ようやくぐったりと寝静まる。
「すごい……お兄ちゃん、やっぱり私のこと、よく知ってるんだね」
しかし、光の方はというと、未だに興奮が収まらない。美涼はその様子を見て、悪戯っぽく笑った。
「今度は私がお兄ちゃんを気持ちよくしてあげる」
彼女は光の股間に顔を寄せ、勃起したペニスをしげしげと眺める。そして、ゆっくりと唇で包み込んだ。
「ん……ちゅぱ……お兄ちゃん、大きいね」
美涼の巧みな舌遣いに、光はたまらず腰を浮かせる。彼女は亀頭を舐め回し、裏筋を刺激し、時折、睾丸も優しく撫でる。
「美涼……もう、イきそうだ……」
「いいよ、お兄ちゃん……私の中に、出して……」
美涼は騎乗位になり、光のペニスを自分の膣へと導いた。ゆっくりと沈み込む感触に、二人同時に息を呑む。
「あっ……入った……お兄ちゃん、熱い……」
美涼は腰をくねらせ、深浅織り交ぜた動きで光を狂わせる。そのたびに、肉と肉がぶつかる音が部屋に響き、喘ぎ声が重なる。
「美涼……お前は……本当に……!」
光は我慢の限界に達し、深く挿入したまま、激しく射精した。熱い精液が子宮口を直撃する感覚に、美涼も再び絶頂を迎える。二人は抱き合ったまま、激しい呼吸を繰り返した。
しかし、その後の静寂は、罪悪感でいっぱいだった。光は俯き、一言も発しない。
「お兄ちゃん……後悔してるの?」
「……そうじゃない。ただ、これが本当に良かったのかどうか」
美涼は光の言葉に、胸が締め付けられる思いだった。でも、彼女はもう後戻りできないことを知っていた。この関係は、終わらせてはいけない――。
それから数ヶ月、二人は密会を重ねた。ホテルや光のアパートで、激しく肉体を重ね合う日々。美涼はますます光にのめり込み、兄妹という枠を超えた愛情を注いだ。しかし、光の方は次第に憔悴していった。社会の目を気にし、また、自分たちの行為に対する呵責に苛まれていた。
ある日、美涼は光から一通のメールを受け取る。「もう会えない。俺は結婚する」。その文章は冷たく、一切の未練を感じさせないものだった。美涼はスマホを握りしめ、涙が止まらなかった。そう、光には付き合いの長い恋人がいたのだ。彼女はその存在を知りながら、無視してきただけだった。
数週間後、美涼は偶然、街中で光とその恋人――今では婚約者――を見かける。二人は手をつなぎ、幸せそうに笑い合っていた。光は美涼に気づいたが、目を合わせようとせず、さっと視線を逸らした。
その夜、美涼は一人で酒を浴びるように飲んだ。そして、自分の脚を撫でながら、あの日の光の熱い視線を思い出す。しかし、もう二度とあの温もりは戻ってこない。彼女はナイフで太ももに傷をつけ、血の滴る脚を眺めて嗤った。
「お兄ちゃん……私の脚、まだきれいでしょ?でも……もう見てくれないんだね」
彼女の部屋には、兄妹の痴態を収めた写真や動画が残されていた。それらは、光が婚約者にバレるのを恐れ、消去を求めてきたものだ。美涼はそれらを全て保存し、時折、眺めては変態的な快感に浸るのだった。
そして今、美涼は新しいターゲットを物色している。それは、光の親友だ。彼もまた、美涼の脚に目がないことを知っていた。次は誰を破滅させようか――そんな考えが頭をよぎるたび、美涼の口元に歪んだ笑みが浮かぶ。愛なんて、所詮は偽りの感情。本当に欲しいのは、この脚で男を狂わせる悦びだけなのだから。
だが、そんな彼女の脚も、無数の傷痕で美しさは失せつつあった。鏡に映る自分の姿を見て、美涼は静に涙を流す。あの温もりを、もう一度だけ感じたかった。たとえそれが、罪深い幻だとしても――。
美涼は脚を組み替え、黒いシルクのストッキングがきしむ音を立てた。彼女は自分の脚に自信があった。モデル並みの長さと形の良さは、多くの男たちを悩殺してきた。しかし、一番反応を見たかったのは、他でもない兄の光だった。高校生の頃、光がこっそりと自分の脚を眺めているのに気づいて以来、美涼はその視線をくすぐられるように感じ、ときには意図的にミニスカートを穿いて彼の反応を楽しんでいた。
「お兄ちゃん、私の脚、きれいでしょ?」
かつてそう言ってからかったとき、光が慌てて視線を逸らした様子が、今でも脳裏に焼き付いている。あの日から、美涼の中に芽生えた歪んだ感情は、年月とともに肥大化していった。それは単なる兄妹の甘えではなく、もっと危険で熱いものだった。
翌日、カフェで光と向かい合う美涼は、わざとらしく脚を組み直し、ヒールの先を軽く揺らした。光の視線が一瞬、彼女の太ももへと滑るのを感じて、口元がほころぶ。
「久しぶりだね、お兄ちゃん。元気そうで何よりだよ」
「ああ、美涼も相変わらずだな。でも、そんな格好、寒くないのか?」
光の声には、わずかに混じった緊張が聞き取れた。美涼は内心で笑った。そう、この反応がたまらないのだ。
「平気よ。それより、お兄ちゃん、彼女はまだできないの?もったいないよ、いい男なのに」
「……そういう話題はやめようよ」
会話は表面的なものだったが、その裏には滾るような緊張感が流れていた。美涼はタイミングを見計らい、用事があるふりをして早めに席を立った。が、立ち上がる際、わざとナプキンを落とし、深く腰を折って拾う素振りを見せた。そのとき、ミニスカートから覗く太ももと、ヒールの細いストラップが絡まった足首を、光が必死に見ないようにしているのを感じ取った。
「あら、お兄ちゃん、私の脚、そんなに気になる?」
「バカなこと言うな!」
光の耳が赤らんでいる。美涼は満足げに微笑み、カフェを後にする。しかし、彼女の胸の中にはもっと強い衝動が渦巻いていた。もう我慢できない。今日こそ、あの線を越えてやる――。
その夜、美涼は光のアパートを訪ねた。仕事で疲れているだろう兄を心配して、と嘘の理由をつけて。ドアを開けた光は、部屋着のまま、やや呆けた顔で彼女を見つめる。
「美涼?どうしたんだ、こんな遅くに」
「心配になっちゃって。お腹空いてるでしょ?何か作ってあげる」
そう言いながら、美涼は勝手にキッチンへ入り、エプロンをかける。その際、わざと短いパンツの裾を捲り上げ、白く滑らかな太ももを露わにした。光はソファに座り、テレビを見るふりをしているが、その視線は明らかに美涼の動きを追っている。
料理が終わり、二人で食卓を囲む。ワインを酌み交わすうち、場の空気は次第に靡いていく。美涼はほろ酔い気分を装い、光の肩にもたれかかる。
「お兄ちゃん、昔のこと覚えてる?私の脚、ずっと見てたでしょ」
「……何を言い出すんだよ、美涼」
「嘘つかないで。あの頃から、お兄ちゃんは私のことが好きだったんだよ。違う?」
光は黙り込む。その沈黙が、美涼にとっては肯定の証だった。彼女はゆっくりと光の膝の上に座り、両手で彼の頬を包む。
「私もずっと……お兄ちゃんのことが好きだったの」
そして、彼の唇を奪った。最初は抵抗した光も、美涼の熱烈なキスに理性が溶解していく。彼女の舌が歯の隙間を舐め、上顎を刺激する。甘いワインの香りと、妹の禁断の香りが光の鼻腔を満たす。
「ダメだ……美涼、俺たちは兄妹だ」
「そんなの、関係ないよ。お兄ちゃん、私を抱いて」
美涼は光の手を取って、自分の胸へと導く。薄いブラウスの下で、膨らんだ乳房が熱を帯びている。光の指が無意識に揉み始め、美涼は嬌声を漏らす。
「んっ……お兄ちゃん、もっと強く……」
彼女は光の耳元で囁くように言いながら、自分のスカートをずり下げる。下着はつけておらず、むき出りの性器が光の眼前に現れた。
「見て……お兄ちゃんのために、濡れてるの」
光の息遣いが荒くなる。彼はもう抗うことを諦め、美涼の体を貪り始めた。ベッドへと移動し、衣服を脱ぎ捨てる。美涼の体は、幼い頃の面影を残しつつ、女として完璧に成熟していた。肌は陶磁器のように白く、腰のくびれがくっきりとしている。
「お兄ちゃん、私の全部……味わって」
美涼は仰向けに寝転がり、脚を大きく広げた。恥毛はきれいに整えられ、ピンク色の裂け目が蜜のように光っている。光はその神秘的な場所に顔をうずめ、舌を這わせた。
「あっ!んん……お兄ちゃん、そこ、気持ちいい……」
美涼の喘ぎ声が部屋に響く。光は初めての経験に戸惑いながらも、妹の快楽を優先し、陰核を舐め、唇を咥え、できる限りの刺激を与えた。美涼の体は激しく震え、愛液がシーツを染めていく。
「イク……イっちゃう!お兄ちゃん!」
美涼は絶頂の叫びを上げ、脚を光の頭に絡みつかせた。そのまま何度も痙攣のように波打ち、ようやくぐったりと寝静まる。
「すごい……お兄ちゃん、やっぱり私のこと、よく知ってるんだね」
しかし、光の方はというと、未だに興奮が収まらない。美涼はその様子を見て、悪戯っぽく笑った。
「今度は私がお兄ちゃんを気持ちよくしてあげる」
彼女は光の股間に顔を寄せ、勃起したペニスをしげしげと眺める。そして、ゆっくりと唇で包み込んだ。
「ん……ちゅぱ……お兄ちゃん、大きいね」
美涼の巧みな舌遣いに、光はたまらず腰を浮かせる。彼女は亀頭を舐め回し、裏筋を刺激し、時折、睾丸も優しく撫でる。
「美涼……もう、イきそうだ……」
「いいよ、お兄ちゃん……私の中に、出して……」
美涼は騎乗位になり、光のペニスを自分の膣へと導いた。ゆっくりと沈み込む感触に、二人同時に息を呑む。
「あっ……入った……お兄ちゃん、熱い……」
美涼は腰をくねらせ、深浅織り交ぜた動きで光を狂わせる。そのたびに、肉と肉がぶつかる音が部屋に響き、喘ぎ声が重なる。
「美涼……お前は……本当に……!」
光は我慢の限界に達し、深く挿入したまま、激しく射精した。熱い精液が子宮口を直撃する感覚に、美涼も再び絶頂を迎える。二人は抱き合ったまま、激しい呼吸を繰り返した。
しかし、その後の静寂は、罪悪感でいっぱいだった。光は俯き、一言も発しない。
「お兄ちゃん……後悔してるの?」
「……そうじゃない。ただ、これが本当に良かったのかどうか」
美涼は光の言葉に、胸が締め付けられる思いだった。でも、彼女はもう後戻りできないことを知っていた。この関係は、終わらせてはいけない――。
それから数ヶ月、二人は密会を重ねた。ホテルや光のアパートで、激しく肉体を重ね合う日々。美涼はますます光にのめり込み、兄妹という枠を超えた愛情を注いだ。しかし、光の方は次第に憔悴していった。社会の目を気にし、また、自分たちの行為に対する呵責に苛まれていた。
ある日、美涼は光から一通のメールを受け取る。「もう会えない。俺は結婚する」。その文章は冷たく、一切の未練を感じさせないものだった。美涼はスマホを握りしめ、涙が止まらなかった。そう、光には付き合いの長い恋人がいたのだ。彼女はその存在を知りながら、無視してきただけだった。
数週間後、美涼は偶然、街中で光とその恋人――今では婚約者――を見かける。二人は手をつなぎ、幸せそうに笑い合っていた。光は美涼に気づいたが、目を合わせようとせず、さっと視線を逸らした。
その夜、美涼は一人で酒を浴びるように飲んだ。そして、自分の脚を撫でながら、あの日の光の熱い視線を思い出す。しかし、もう二度とあの温もりは戻ってこない。彼女はナイフで太ももに傷をつけ、血の滴る脚を眺めて嗤った。
「お兄ちゃん……私の脚、まだきれいでしょ?でも……もう見てくれないんだね」
彼女の部屋には、兄妹の痴態を収めた写真や動画が残されていた。それらは、光が婚約者にバレるのを恐れ、消去を求めてきたものだ。美涼はそれらを全て保存し、時折、眺めては変態的な快感に浸るのだった。
そして今、美涼は新しいターゲットを物色している。それは、光の親友だ。彼もまた、美涼の脚に目がないことを知っていた。次は誰を破滅させようか――そんな考えが頭をよぎるたび、美涼の口元に歪んだ笑みが浮かぶ。愛なんて、所詮は偽りの感情。本当に欲しいのは、この脚で男を狂わせる悦びだけなのだから。
だが、そんな彼女の脚も、無数の傷痕で美しさは失せつつあった。鏡に映る自分の姿を見て、美涼は静に涙を流す。あの温もりを、もう一度だけ感じたかった。たとえそれが、罪深い幻だとしても――。










